「失うべからざるものを失った後、人は変わらざるをえんのだろうよ」(第3巻・152頁)
この言葉に解説は不要であろう。そう、変わらざるをえないのだ。・・・・
「どうにもならんよ!」(第9巻・182頁)
惑星ウルヴァシーで皇帝ラインハルトが何者かに襲われ、ルッツが死んだ。皇帝がハイネセンへ向かう途上のことであった。イゼルローンを残してはいたが銀河系の統一はほぼ完了し、敵と呼べるものは(少なくとも表面的には)存在しない。新領土の統治を任されているのは、ロイエンタールである。しかも彼は以前に一度、皇帝反逆の疑いをかけられている。まっさきに彼が疑われるのは、当然であった。そのときの彼の言葉。
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