「わたしは、たしかにあなたを失いました。でも、最初からあなたがいなかったことに比べたら、わたしはずっと幸福です。」(第9巻・26〜27頁)

 もしヤンがいなければ、フレデリカの人生も大きく変わっていただろう。もしかしたら他に幸福な人生の選択肢もあったのかもしれないが、そうは思えないほどヤンの存在は大きかった。

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