「政治家とは、それほどえらいものかね。私たちは社会の生産に何ら寄与しているわけではない。市民が納める税金を、公正にかつ効率よく再分配するという任務を託されて、給料をもらってそれに従事しているだけの存在だ」(第3巻・231頁)
査問会でヤンを吊し上げている間に、司令官不在となったイゼルローンに敵が攻めてきた。急遽査問会の中止を言い渡したネグロポンティは、ヤンの失礼きわまる(と本人は思い込んでいる)態度に激しく怒っていた。それを冷ややかに見つめるホワンの台詞。
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