「ヤン・ウェンリーは何かと欠点の多い男ですが、何者も非難しえない美点をひとつ持っています。それは、民主国家の軍隊が存在する意義は民間人の生命を守ることにある、という建前を本気で信じこんでいて、しかもそれを一度ならず実行しているということです」(第7巻・124頁)
マル・アデッタ星域の会戦に先立って、ビュコックとの会話の中で。理念と行動が一致している例の一つであろう。
戻る