森田信吾「W・C・デュラント」『栄光なき天才たち・第14巻』
32頁 ”株式の相互交換”
お互いに株式を持ち合ってお互いに支配する
33頁 評価→各社を同じ「単位」として扱うための必要な作業
共通分母
36頁 モルガン:その支配力で車の値段をつり上げる
フォード:大衆車の値段を下げる
61頁 ”株式交換”
A社株を・・・・GMの傘下に入る
→GM社の株の方が多い場合のみ真、つまりGMに比べA社が小さい場合にのみ使える方法
→それが逆の場合→131頁
石油・技術・社会の富裕化・・・始まった→竹内宏『お金のダイナミズム』参照。
71頁 GMに吸収された後も社長役として居残る
→株を手放したので会社の所有権はない「雇われ社長」
73頁 自動車市場というパイは大きく・・・・
→安く車を提供して大衆の欲望を刺激し需要を形成する(価格が高いと欲望があっても購入できない=需要にならない)
一旦購入させてその効用を広く知らしめ市場を拡大する。
78〜79頁 売り上げは前年の倍…従業員に支払う給料にも不足
→おそらくGMグループ全体の連結利益としてGMで資金を使う→GM資金枯渇→ビュイックなど従業員に給料を払えなくなる
81頁 GM株は急落→売り圧力強い
86頁 役員の退陣→会社の所有権の移転
134頁 ヨーロッパを主戦場とした戦争景気で・・・
→欧州向け輸出増加、アメリカ企業利益大、消費者の余剰貨幣蓄積進む
149頁 「もう夕方です株式市場が閉じてしまいます!」
→時間外取引という手段があるが、それだけでは不足と判断したと思われる。大量の株式の取引ができるのは株式市場である。
165頁 戦争終結で景気上昇
→根拠なし
166頁 戦後の不況
→欧州向け輸出減少、アメリカ企業利益縮小
致命的な失敗
→市場の大きさを見誤った、またはそもそも知らなかったため需要の大きさを測定できなかった
170頁 ついに恐慌へと突入
→アメリカは1929年の大恐慌前にも何回かこのような大不況を経験しており、その反省として様々な規制が生まれていったが・・・。
172頁 やつの信用買いの総額は・・・
→今世紀のグローバル金融危機、欧州債務危機参照。
戻る