「数と量にもとづいて社会経済現象を記述し分析する」(註1)学問として計量経済学が存在する。ここでは改めてその量について考察してみたい。
経済学で扱うことのできる量とは何か?
一つは貨幣量、もう一つは商品量である。経済学においてはこの二つが最も基本的な量といえるかもしれない。貨幣量とはすなわち価格である。(註2)
人口(註3)。人口には生産要素と消費要素の二つの要素があり、そこに人口という量の取り扱いの難しさがある。これについては別稿で論じる。
『経済学大事典T』4頁に「栄養摂取量、エネルギー消費量などの経済諸量」との記述がある。
以下『経済学大事典1』より。
5頁、「経済変数以外に多くの変数」「総計量としての人口」
105頁、ストックとフロー
412頁、産出量や資本ストックなどの経済諸量
「指数(註4)」も、二次的に生成されるという性質がある量といえる。
註
(1)『経済学大辞典V』748頁。
(2)『混合体制の経済学』43頁。
(3)経済学大事典T,3頁。
(4)『経済学大辞典V』737頁。
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